詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
『文章の作り方』という本と、丸谷才一さんの書かれた『文章読本』の2冊を、ひとに勧めた。ぼくの文章というか、レトリックのもとになった本だからだ。残念なことに両方ともいま手元にはない。ひとに譲ったのだろう。
11作目は、ロバート・R・マキャモンの「五番街の軌跡」時間に追われたかのように急ぐエリート・サラリーマンが、道端で乞食に出会い、無視しようとすると、突然、時間が早く過ぎてしまい老年になってしまう。ふたたび乞食に出会いあやまると、若返って元通りになるというハッピーエンドのお話。
二〇二〇年九月十五日 「海東セラさん」
さいごの12作目は、ロバート・R・マキャモンの「ベス
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