詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
ドワード・ブライアントの「捕食者」アパートの上階に引っ越してきた男に言い寄られる女の話だ。どこがホラーなのか、さっぱりわからない。都会の人間関係にホラーがあるってことだろうか。ただ単に、ぼくが女性じゃないから、男に言い寄られる恐怖が感じられないのだろうか。

 脳みそが完全に覚醒状態に入ってるみたいだ。けさも夜中の3時に寝たのに5時に起きて、いままで詩をひとつつくっていたのだ。高木神経科医院でクスリを替えてもらったからかもしれない。


二〇二〇年九月十二日 「バク」


 5作目は、エドワード・ブライアントの「バク」長崎に原爆を落とした男はいま原子力発電所の副所長になっていた。新
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