新宮栞さんの詩を読んで(ことばとことばをつなぐもの)/青色銀河団
 
すると、夜見る夢のようなことばのつながり方です。表面に現れていることばは一見脈絡がないように見えても、その背後には無意識を通じて意味がしっかりつながっています。切ればその切り口からじんわり血が流れ出てくるような密度の濃いある意味恐ろしい詩だと思いました。(ちなみに以前投稿されていた「妹_____葬列」は、この無意識世界の換喩のほかにことばの音素による換喩とでもいうべき表現があり、ことばが本来持っている呪術性を意識させるすばらしい作品でした)


最後に、この文章は新宮栞さんに全く断りもなく書いております。あくまでも私個人がこのように感じたということなのですが、文中失礼な点がございましたらお詫びいたします。また私の力が及ばず新宮栞さんの詩のすばらしさを全く伝えきれていない点もあわせてお詫びいたします。
なお「換喩」の言葉の使い方に今ひとつ自信が持てないのですが、もし誤っていたらどなたかご指摘いただけたると大変ありがたいです。


戻る   Point(3)