新宮栞さんの詩を読んで(ことばとことばをつなぐもの)/青色銀河団
 
私は、以前から新宮栞さんの詩にぶちのめされています。
こんなすごい詩はめったにお目にかかれないと思っています。
新宮さんの詩のすばらしさは、そのテーマ・構成の仕方・文体等さまざまな側面がありますが、今回新宮さんの詩のおける、ことばとことばのつながりのすばらしさについて、私なりに感じたことを書いてみようと思います。

まず最近付け焼刃的に仕入れた知識をひとつ。

{引用=隠喩は類似性による言葉の結合ですが、この場合は白さにおいて雪と肌が似ているわけです。また、同じ類似関係を「雪のような肌」というふうに言えば、そう、直喩になります。一方、山と答えたなら、雪の換喩を言ったことになります。換喩
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