詩の日めくり 二〇二〇年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
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 1つ目、ジョー・R・ランズデールの「狂犬の夏」おもしろかった。アメリカ南部の風土がよく表現されていた。ホラーというよりミステリーって感じかな。


二〇二〇年七月三十一日 「『999 狂犬の夏』」


 2つ目のトマス・リゴッティの「影と闇」は、ホラーというよりも形而上学的な問題を作品にしたもののように受け取れた。読むのが少し苦痛だったのは、ぼくが哲学的な言葉の言い回しに慣れていなかったせいだろう。

 3つ目は、スティーヴン・スプライルの「ヘモファージ」とても短い吸血鬼ものだった。もう少し長くてもよかったのに。というか、叙述がうまいので、もっと長く味わっていたかった。


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