詩の日めくり 二〇二〇年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
しろいかな。どだろ。

『闇の展覧会 罠』さいごに収録されてたT・E・D・クラインの「王国の子ら」を読み終わった。254ページから382ページまであり長めの短篇だった。叙述はうまかったが、ほとんど普通小説で、終わりにちょこっと怪奇ものめいた描写があるだけだった。

 きょうから寝るまえの読書は、『闇の展覧会 霧』の再読だ。本分の3分の2を占めるスティーヴン・キングの「霧」だが、叙述がうまかったことだけは憶えている。他の4篇ともども再読が楽しみだ。 https://pic.twitter.com/ZiH5xRZxt6

 秋山基夫さんから、詩集『シリウス文書』を送っていただいた。詩型を見
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