いろいろあるよね/秋葉竹
考えても答えがでないので
なにも考えていない振りをして
やってきたのだけれど
それでも
腹が立ったり
涙を流しそうになったり
いろいろと
楽しいことも
たまにはあったりするよね
ひとりがいやだから
ひとといっしょになると
いろいろ
あるよね
どこにも
僕のことを好きだという人はいなくて
それをあたりまえと想うじぶんもいたりして
日常の
絶望が
背中から
僕を押し出して
僕は僕じゃなくなる、みたいな
抱きしめたい
希望はそよ風に吹かれ
僕は綺麗な青空に
その希望がゆらゆら飛んでいくのを
うすく笑いなら
みあげるだけ、みた
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