午前6時の朝マック/ヤマト
世界に対する僕の存在なんてものは
とてもちっぽけなもので
ゴールデンウィークにどんなに
汗だくになって働こうとも
その大変さをわかってくれるのは
ほんの一握りの人間でしかいない
朝マックを買いに
よく立ち寄る
京都駅前のマクドナルドでは
平日だろうが
土日だろうが
もちろん
祝日だろうが
6時からオープンしていて
毎日のように
20歳前後であろう、うら若き乙女が
マクドナルド的な微笑を浮かべて接客をしている
もし
休日に働くことや、
夜働いて
昼に寝ることが
健康に悪いとするならば(実際そうなのだろうが)
僕の体はかなり悪いほうに入るだろう
でも
高校のころ
朝マックを食べたくても
近所にマクドナルドが無かった頃を思えば
もしかしたら
今の生活のほうが幸せなのかもしれない
そんなことを
マクドナルドで
マクドナルド的な女の子に
マクドナルド的な接客をされながら考えてみる
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