青の惑星/秋葉竹
 



 淡い陽が君の横から降る朝のわたしに向けるまなざしは青



 凍る髪のままでいたのはあの夜の吐息が今も溶けないからだ



 髪を撫でその罪を知る限りある時間の無駄を知る手でそっと



 なでしこの白い花弁の粉にむせ君を好きだと言えないという嘘



 糸を切るはさみで星座の線を切り新たな恋を夜空にえがくよ



 月だけがまたたきもせず見下ろしたわたしのパントマイムの告白



 花が折れ埋もれた砂の惑星の不朽の軌道に連れ去られるのか









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