詩の日めくり 二〇二〇年四月一日─三十一日/田中宏輔
は、ぼくを20代前半のときの気分に戻してくれる。そういえば、フトシくんは、さいしょから、ぼくのことを「あっちゃん」と呼んでくれたけど、その呼んでくれた「あっちゃん」の声、40年近くむかしのことなのに、まだ覚えてる。いっぱい、いろんなこと忘れてるのに、なんで覚えてるんやろう、そんなことだけ。フトシくんのこと、まだ書いてないことがあるけれど、それはまた違ったときに書こう。けっこう時間がかかったな。数時間も書いてた。クスリのんで寝よう。きょうも寝るまえの読書は、グレッグ・ベアの『天界の殺戮』下巻。なかなかすっと読めんようになってきた。齢やろか。ああ、きっと齢やからかな。
学校が再開したらコロナ差別
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