ねがい/秋葉竹
 
をビリビリに感電させた罪は
許してあげるから、僕にとっておきの嘘をちょうだい

白いメッセージならスッキリと信じていられるはず
ただ君のことを好きッて言いつづけられれば
それだけでもいいんだけど

それだけでは我慢できない愛もこの部屋の空気に
しっかりと、しっとりと、甦っていることを
この疼いてしまった心にまで教えてほしい、今夜、
この部屋の空気が変わるまで、
君を待ってるから



そういう夜を、けれども、世界では認めてくれない
だから僕はこのほかにはなにもねがわない

冷えたお水をちょうだい
胸に沁み入るような
キンキンに冷えた、痛いほどの正しいヤツを

熱いお手紙をちょうだい
読めば君を嫌いにならずにいられなくなる
レトリック無用で、心に突き刺さるヤツを













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