ねがい/秋葉竹
 


冷えたお水をちょうだい
胸に沁み入るような
キンキンに冷えた、痛いほどの正しいヤツを

熱いお手紙をちょうだい
読めば君を嫌いにならずにいられなくなる
レトリック無用で、心に突き刺さるヤツを


その朝も僕はたったひとりで起きて
心臓にやさしい音楽を聴かせながら
シャワーを浴びて鏡の中に夢の君を探す
昨夜のうさぎのような赤い目の
なめらかな舌使いの君を想って

君のじょうずな、罪づくりなよろこびの声は
僕のプライベートを寂しく彩り刺し殺してくれる

カードの中に棲むジョーカーの微笑みを
いたずらっぽく僕に向けてくれる妖精の匂いもする

僕の青春をビ
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