アレしてあげたい/秋葉竹
 



ラーメンになまたまごを入れかき混ぜる君の食癖だけ嫌いかな



日本一長いと誇る滑り台その丘に立つ初夏星月夜



一部屋にみんな雑魚寝の飲みのあと目は合わせずに手をつなぐ二時



お互いの飾りも衣服も剥ぎ取って神も居眠りする春の午後


あのときの声よりセクシーだと思う声つまらせる別れのサヨナラ


冷たいと言われ鋼の心持つそんな感じになりたいわけない



ギリギリに燃え残ってる恋の火が消える瞬間には泣くだろう




書くことを心を結ぶこととする天使の君にアレしてあげたい



よる窓に映る自分の中にあるいかがわしさに痛みを感じた



アフリカにゆきたい人がさす傘とそれに降り落つ涙の名前と










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