詩の日めくり 二〇二〇年三月一日─三十一日/田中宏輔
「断章」
ガスは考えた──あとどれくらいしたら、ハルジーは、自分が自分に仕掛けた罠に気づくだろうか?
(アルジス・バドリス『隠れ家』朝倉久志訳)
二〇二〇年三月二十九日 「短詩」
棒も歩けば犬にあたる。
二〇二〇年三月三十日 「あいちトリエンナーレ・表現の不自由展・その後」
天皇の燃える肖像写真、美しい映像だと、ぼくには思われましたがね。美的センスの違いでしょう。
二〇二〇年三月三十一日 「詩人なんて乞食だ」
詩人なんて乞食だと、むかしのぼくは思っていましたが、ぼくは自費出版に1500万円以上出しました。乞食ではないですね。
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