けっきょくは《恋棄て》られなかったやつのうた/秋葉竹
街の灯が、ダイヤモンドの高潔を
つらぬきとおせばカッコ良いのに。
飛んで虫。ふところに入る、ちょっと待て、
虫は嫌い!てか怖いんだよォー!
遊びでね、大大阪(だいおおさか)のミナミのほう
さんかく公園あたりで死ぬふり。
野蛮だと、なじられた愛をもってして、
君の気ままについて行けない。
かくさずに、心をみせろといわれても
あたしの涙は、なかなか痛いぞ?
荒野より恋を乞う声、この恋に
この身を壊され、孤独の《恋棄て》
来ると聴く、だけで心は速く鳴る。
泣きたいくらい、隠せなく、好きッ!
忘れへん、めっちゃ好きなん、やったけど
せやけど
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