砂漠の白砂に埋もれた歌声/秋葉竹
 


あおはるの紙飛行機が飛ぶ海辺、はるかにイルカと人魚がお遊戯


風も舞う、街が守ってくれるのは砂漠の白砂に埋もれた歌声


死ぬのなら死ぬまでに二度夢をみて一度はかならず失う純血


だれからも好かれる彼女を羨んで夜は氷の寝室にいる


ゆめなかで書いた日記の中にいる無残な野望を書きなぐるオレ


あの人は「人は信じていいのです」そう言う嘘を泣きながら吐く


新しい朝が無邪気にくるときに背すじを伸ばし平和を祈る





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