DEEP RIVER BLUES/壮佑
 
白鳥だと、優雅で気品のある老婦人だ。でも私の住むこの辺で水鳥と言えば、鴨やアヒルのイメージが一般的。ポッコリボディのチンチクリンだ。なんだか微笑ましいですね。
 ところが、二番の後半ではこう歌っている。

 (誰も私のために泣いてくれる者はいない
  魚達はドンチャン騒ぎしながら
  みな何処かへ去って行ってしまった
  深い川のブルースだ)

 これはどういうことだろう。誰もいないって? マイ・オールド・ギャルは、私の古き良き仲間は、私のために泣いてくれないのか? ポッコリボディのマイ・オールド・ギャルが、魚達とドンチャン歌い踊りながら、何処かに去って行く光景が目に浮かぶ。逃げら
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