ひとり(改訂)/
ひだかたけし
抜けるような
美しさが
花開き
時が経過する
微かに
彼女の息遣い
ふるまわれる
原色の舞い
高揚し
忘却して
上昇する
下降する
もう一つの朝
もう一つの夜
もう一つの可能性
視界が開け
遥かな未知を
辿っていく
今、
わたしがひとり
ここにいる
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