にぃしぃろぉはぁ/nemaru
 
ってこれなくなりそうで。現代詩文庫は何回か買ったけど(詩集があるような家には女を住まわせられないと思い込み、売ったりもしたけれど)、意外にも、正式に「詩集」というものを手にしたのは去年の暮れ頃だった。詩集を手にしてもよいのだな。自分の意志ですることなのに「してもよいのだ」と思いながらしていくのは昔からのことで、月と雷に置き換えれば「巻き込んでもよいのだ」という言葉になる。それにしても姉暴きのインク感がすごいので、めがねとってタイトルの文字だけぱらぱら眺めている。活版っていうのか? 表紙の次は和紙のような絹のような紙に判子でタイトルが押してある。なんかパラパラめくっていて、俺の知ってる鈴木志郎康さん
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