詩の日めくり 二〇一九年十二月一日─三十一日/田中宏輔
 
。夜中にベランダでくっちゃべっていた。夜空がきれいやった。そのとき交わした話は何一つ憶えてないけど。


二〇一九年十二月七日 「テニスン」


 これが古典のもつ力なのか。テニスンの『イン・メモリアム』、派手なレトリックもなく、平坦な叙述が連続するのだが、読むのをやめさせないのだ。といっても、まだ半分ちょっと。このあいだ、ブックオフに、テニスンの分厚い詩集が108円であったのだが、買わなかった。買っておけばよかったかな。神話劇詩みたいなの。


二〇一九年十二月八日 「パブロフズ・ドッグ」


 きょう、タワレコ行って、びっくりした。パブロフズ・ドッグの新譜が出てた。あま
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