棒と季節/
番田
僕は昔でかけた友達と連れ立って
どこかに行くのだろう
公園のベンチの裏や その
駐車場の砂利の上だとか 誰かが落としていった
長い棒切れを持って
他の誰かであるような真似をしながら
木々の枯れた季節でも
歩いていた 同じように 道の上で
いつも寒さの中を歩いていた
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