詩の日めくり 二〇一九年六月一日─三十一日/田中宏輔
残な死に方をしたことを報告されてびっくりしていた。ぼくのところにも同じ報告があって、いったいその犯人の怪物は何者なんだろうと思っていたら、その怪物は、馬の顔と人間の身体をもつ者で、ぼくが王に贈った本のなかに描かれていた怪物だった。うわっ、ぼくが将軍を殺したと疑われる、と思ったところで目がさめた。生々しい夢だった。女性の大臣はウルトラQに出てきた女性記者の役のひと、桜井浩子さんだった。
二〇一九年六月二十日 「ヴァン・ヴォクト」
ヴァン・ヴォクトの『宇宙船ビーグル号』を読み終わった。ぜんぜん古くない。SFの古典なのに、古びていないのだ。作者の力量だな。
二〇一九年六月
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