重度のシンコペーション/ホロウ・シカエルボク
 
あるものだ、究極のノイズがサイレントと同じ印象を与えるみたいにね…俺はノイズの中で生きている、いつだってそうさ、いつだってそうして―辿り着くべき果てしない世界の夢を見ている、だから歌は始まるだろう、いつだっていま初めて生まれたと感じるみたいに、産声のように詩は吐き出されるだろう、そうして、その蠢きの中で、生命のスピードと思考の果てのベスト・チューニングの片鱗が、脳髄の中で美しいハーモニクスを奏でながら、世界はまた違う色に塗り替えられていくはずさ…。


戻る   Point(1)