詩の日めくり 二〇一九年四月一日─三十一日/田中宏輔
 
るから、けっこう読むのしんどいけれど、ちょっとおもしろくなってきた。

 ただねえ、会話がほとんどなく描写がつづくのね。紙面びっしりの文字を読むのは、老人には体力がいるわ。

 たびたび見かける日本語でわからないものがある。『火星夜想曲』446ページ6行目にある「もものか」である。誤植のように思われるのだが、たびたび見かけるので意味があるのかもしれない。知ってる方がいらしたら教えてください。

 また出てきた。466ページ2行目「肋骨がうずくのもものかは、くすくす笑い」 なんなんだ。「もものか」って。

 きょうも仕事が休みだったので、日知庵に夕方から行って、さっき帰ってきた。寝
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