カオスの中のブレス、そして永遠のグルーブ/ホロウ・シカエルボク
れない、おそらくは一生を継ぎ込んだとしてもだ、すでにそれが分かっていながら尚更追いかけてしまう、どこにも辿り着かない道なんてゾクゾクするじゃないか、理由も終点も無いからこそ、本当は理由であり終点なのさ、後ろを振り返って足跡を確認する必要なんてない、どうせ時が経てば消えてしまうものだ、思考回路を殴りつけるようにただただ、こうして書きつけていけばいいのさ、通過し続けていれば終わりは来ないんだ、それは、その足がどこまで踏み込むのか、それだけのことなんだ、永遠にループする音楽と同じだ、主旋律はずっと繰り返されても、ほんの少しづつ、周りを彩るトラックは変化していく、確実に通過していれば変化は容易い、うねり続けるイメージ、より近づいていくイメージ、リズムをキープするんだ、そこさえ見失わなければ必ず続けられる、どんな音が混ざり込んだって良い、生きてきた長さと同じだけ、それは身体に刻み込まれている、自身と同じ名前のついたグルーブに溶け込んでしまえ、ヘブンズ・イン・ヒア、あのスカしたイギリス人もいつかそう歌ってたじゃないか?
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