詩の日めくり 二〇一九年三月一日─三十一日/田中宏輔
ぼくには、ただこれらのことについてのみ。
二〇一九年三月三十一日 「人生の意味」
ジミーちゃんのところに食事に行く約束をしていて、じっさいに行ってみたら、彼はピアノを弾いていて、玄関でピンポンってチャイムを一分くらい押しつづけても出てこなかったので、そのまま帰った。往復で2時間以上もかかったのだけど、自転車なので、運動になったかなって思うことにして、まあ、芸術にいそしんでいるときだから仕方ないかなって。ぼくなら、ピアノ、途中でやめるけどね。まあ、そういう人なんだろうね。これがはじめてじゃないから、そんなに驚かないけれど、ぼくもわがままだけど、そこまではね。いろいろなひとがいて、いろいろなひとと出会って、人生を味わうのが、人生の意味だと思うから、べつにいいんだけどね。帰ってきたら、リュックのなかで、ヘッドフォンが千切れてた。5年保証に入ってたから、ジョーシンに行って交渉。1週間以内に届くとのこと。
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