詩の日めくり 二〇一九年三月一日─三十一日/田中宏輔
年金の相談に行ったら、7月に来て下さいと言われた。そうか、タイムラグがあるのか。
二〇一九年三月二十六日 「海東セラさん」
海東セラさんから、詩誌『グッフォー』第71号を送っていただいた。海東セラさんの作品「床」では、床の模様と、床の存在としての立ち位置みたいなものがていねいに描いてあって、ああ、こういう書き方もあるのだなと思わされた。
二〇一九年三月二十七日 「幽霊がいっぱい」
マンションでは
猫や犬を飼ってはいけないというので
猫や犬の幽霊を飼うひとが増えて
もうたいへん
だって、壁や閉めた窓を通りこして
部屋のなかに入ってき
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