遠い空/ひだかたけし
 
光り溢れる
午後のうちに
うっとり横たわり
記憶に遊ぶ

(お母様と手を繋ぎ
畑の野菊を見つめていた
ただそれだけの光景が
震えるように懐かしく)

光り溢れる
午後のうちに
うっとり横たわり
記憶に遊ぶ

それは遠い空の下
時は止まって、留まって
わたしは独り、奇跡のように立っていた!









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