途方に暮れる冬の宵/ジム・プリマス
何の解決にもならないことは
分かっているのに
また紙巻タバコを買ってきた
今、一時、良ければそれでいいと
問題を先送りにしているだけだ
これでは現政権がやっている事と
同じじゃないかと思う
ところどころに歪に亀裂を起こして
崩れかけている今の日本の危機を
間の当たりにしていながら
何にも問題がないと思い込んでいる
大多数の人々は別にして
俺には何が出来るのだろう
俺は何をしなければいけないのだろう
暫し、考えている、考えながら
俺がしたことは性懲りもなく
フォルテを一本、取り出して
火をつけて紫の煙を吸い込むことだ
アルカロイドが身体に
広がってゆく感覚を感じながら
傍らのハーマンのスピーカーから流れる
荘厳なクラッシックの旋律に耳を傾ける
相変らず右足の大腿は痺れている
問題は昨日から変わらず山積みのままだ
どうすれば良いのか分からないまま
途方に暮れる冬の宵
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