詩の日めくり 二〇一九年二月一日─三十一日/田中宏輔
 



二〇一九年二月二十二日 「ガラ携」


 いま日知庵から帰ってきました。きょうも、日知庵におこしくださり、ありがとうございました。ぼくのガラ携には、きていませんでした。機械のことに、うといので、ぼくにはさっぱり理由がわかりませんが、機種によって違うのかもしれませんね。


二〇一九年二月二十三日 「突然、死んだ父が」


突然、死んだ父が、ぼくの布団のなかに入ってきて
添い寝してきたので、びっくりして飛び起きてしまった。


二〇一九年二月二十四日 「水道の蛇口をひねると」


水道の蛇口をひねると
痛いって言うから
ぼくは痛くもないのに

[次のページ]
戻る   Point(14)