海底でみた風景/
秋葉竹
の恥ずかしい抜け殻を
目を凝らして懸命に
一番大切な宝石みたいに
探しだそうとするのなら
その自傷行為はもはや
もはや
崩れ落ちた廃人の歌を歌う
うち捨てられたむかしむかしの私の風景に
限りなく近くそれは
もはや
永劫回帰とさえ呼べる
幾度となく繰り返される呪い
痛みも苦しみも
もはや
忘れてしまうそういう
無音の絶望の黄色い世界の繰り返し
なのか
繰り返し
なのか
だれか。
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