14/末下りょう
夜13になった
ケリ、きみの住む町の光を列車から眺めて知ったよ はじめからあの景色はきみだったんだって
もしほんとのなにかをみつけたならそのあとにまだなにを語れるんだろう
すべて見回してみてもなお確信のなかで心から愛してること以外に
あれからきみは どんなすばらしい人たちと出会って どんなすばらしい恋をしたの ?
わたしは ぼくは きみと出会えて幸せだったし 今も 大切に 思ってる
今 この瞬間 きみが幸せなら ぼくたちは わたしたちは 心から幸せだ
ケリ、あのとききみは 14だった
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