詩の日めくり 二〇一八年十三月一日─三十一日/田中宏輔
きのうもお話したように
もう雑誌や同人誌の時代は完全に終わっています。
ネットで下書きを書き
詩集で完成形にいたらせる
ということで
これからの数十年は過ぎていくでしょう。
それからあとのことはわかりません。
ただ、文学を楽しむことのできる人間の数が極度に減っていくと思います。
二〇一八年十三月二十四日 「近所の大国屋で、きのうの夜の10時過ぎに夜食を買いに行ったら」
レジ係の女性が、ぼくに話しかけてきた。
「日曜もお仕事なんですね。」
ぼくは、このひと、勘違いしてるなと思ったから
あいまいに、うなずいた。
ぼくと似てるひとと間違
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