宇宙飛行士のうた/梅昆布茶
 
物はかたちに応じてもちうべし人も同様なり

魂魄は困難を内包している
詩人は血を吐かない程度の筆圧で

如才のない道化師は盛り上がりの
緩急などばかり考えているが

誰にも優しくなれない時代に
君に優しくなろうとしている

インスタグラムが何ものかは知らないが
まあいいのかなとおもっているのです

潔い馬鹿になりたい寒月夜
寒月夜酌婦の紡ぐ百鬼夜話

あたらしい宇宙望遠鏡が打ち上げられ
あたらしい宇宙が誕生するわけでもないのだが
僕らはつねに新しい宇宙飛行士なのだろう
















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