詩の日めくり 二〇一八年十二月一日─三十一日/田中宏輔
みにお風呂に。
ああ、そうだ。
銭湯って
もう何年も行ってないけど
銭湯で本を読んだら、叱られるのかしら。
叱られそうだにゃ。
あったかいから
いま時分だと、いいと思うんだけど。
あ
露天風呂のあるスーパー銭湯だったらいいかな。
ダメなのかな。
そういえば、20代は
高野のプールで
泳ぎもせずに
ずっと身体を焼きながら
本を読んでたなあ。
二〇一八年十二月十二日 「松田悦子さん」
松田悦子さんから、詩集『Ti amor━君 愛しています』を送っていただいた。詩句を読点ではなく、一行空白にてほぼ分節化してある、独特
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