詩の日めくり 二〇一八年十月一日─三十一日/田中宏輔
 
かに家族が出てくるものが多い。ぼくには肉親に対する愛情がないので、読んでいて、うらやましいなと感じることがしばしばあった。まっとうに働いていらっしゃる方のようで、うらやましい。


二〇一八年十月二十一日 「阿賀 猥さん」


 阿賀 猥さんから、『豚=0 博徒の論理』を送っていただいた。カラーページがとてもきれいで、描かれた絵がかわいらしかった。詩という枠を超えて、エンタメしてらっしゃると思った。というか、詩の本かどうかっていうのは、それほど大事なことじゃないのかもしれない。ペソアの断章を思い出した。


二〇一八年十月二十二日 「片岡直子さん」


 片岡直子さんから、
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