詩の日めくり 二〇一八年九月一日─三十一日/田中宏輔
成績が悪かったのもうなずけます。
短篇アンソロジー『筋肉男のハロウィーン』を徹夜で読み直した。憶えている物語が6、7割あった。それだけ名作が収録されていたのだろう。中断していた、というより、読み直しさえまだしてなかった、奇想コレクションの、シオドア・スタージョンの『[ウィジェットと]と[ワジェット]とボフ』を再読しよう。ただし、この記憶に残っていた6、7割のものも、読んでいるうちに思い出したので、正確には憶えていなかったものかもしれない。微妙。しかし、それにしても、記憶力の衰えはすごい。すさまじい忘却力。
見つけたぞ。何を?
「きみの名前は?」(シオドア・スタージョン『必要』
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