詩の日めくり 二〇一八年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
うのサラリーマンだったら、若いときに、即、やめていただろうな。


二〇一八年九月八日 「ラブストーリー、アメリカン」


 大雨の警報のせいで、学校の授業がなくなったので、短篇集『ラブストーリー、アメリカン』のつづきを読んでいる。あと4篇くらいで、読み終わる。少年愛の中年女性の話や、ゲイの話や、性奴隷志願者の女性の話などがつづいて、まっとうな恋愛ものはほとんどない。でも、ルーズリーフ作業はできそうだ。

 短篇集『ラブストーリー、アメリカン』を読み終わった。ふつうの恋愛小説は皆無だった。ふつうの、というのは、白人同士の同年代同士のストレートのカップルの健康的な恋愛話は、という意味
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