平均値のうた/梅昆布茶
素晴らしい朝は
岬の鴎たちが啼き交わす言葉までわかる
遠い希望は持たないほうがいい
ただ一瞬の充実が幸福論のすべてならば
そこに集力してそれが結果になる方がいい
それからが始まりだと思う
努力しても不可能はあるが
自分の燃焼を感じていたい
大好きな美文堂書店は閉店するが
読み続ける事を教えてくれたのは此処です
平均値から外れても良いのですただ
それがあまり意味ないことを覚えよう
もしも自分というものが有ると仮定して
この世界の一隅を借り住まいしていても
細胞は日々入れ替わり
毎日瞬間別人になってゆく
37兆個分の責任はとれないので
ある意味自由に生きて行こうとおもう
魂だけが僕ならば
身体は余計な荷物だけれどもね
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