鬱血のアウトサイド/ホロウ・シカエルボク
 
音楽はもう一度涙を流すだろうか、絵画はもう一度血のように燃え上がるだろうか、詩は鼓動のようにリズムを刻むだろうか、言ったよな、いつだって衝動でありたいって、どうしたって死ぬまでは生きているものだ、そしてそれは決して自分では決められることじゃないんだぜ、この空っぽの腹を満たすために、いつだって目は見開かれる、名前を付けずに印象を刻み込むんだ、名前それ自体は死ぬことはない、だけど現象は、矢継ぎ早に生まれては死体になって降り積もっていくものなんだ。


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