詩の日めくり 二〇一八年六月一日─三十一日/田中宏輔
いことにした。
二〇一八年六月二十九日 「20世紀SF」
シマックの『都市』を読み終わって、河出文庫の『20世紀SF』のシリーズを読み直してるのだけれど、逆年代順に読むことにした。で、第6巻の1990年代。このシリーズは、どれもよかった記憶がある。とくに、第1から3巻のあたりがよかったと記憶している。逆年代順に読むのは、はじめて。三回目の再読。
二〇一八年六月三十日 「断章」
一体どのようにして、だれがわたしたちを目覚ますことができるというのか。
(ノサック『滅亡』神品芳夫訳)
だれがぼくらを目覚ませたのか、
(ギュンター・グラス『ブリキの
[次のページ]
戻る 編 削 Point(11)