だれか/
塗絵 祐作
だれわたしのためになんか
なんにもしてくれない
でもわたしは知っている。
わたしもわたしのためになんか
なんにもしてあげていない
幸せになりたいという
わたしの気持ちさえも
わたしは無視してベッドの中にいる。
わたしっていいすぎて
わたしとたわしがこんがらがる。
なんかさっきから
不快な気持ちよさだ。
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