詩の日めくり 二〇一八年二月一日─三十一日/田中宏輔
ユリイカの5月号に作品を書かせていただくことになった。12年ぶりである。ユリイカは、ぼくが1991年に、ユリイカの新人に選ばれたところなので、とても懐かしい。ぜひおもしろい作品を書かせていただきたいと思う。この二日間で、3つばかりの原稿依頼がきている。美術手帖の効果かもしれない。
二〇一八年二月二十三日 「断章」
詩人のそばでは、詩がいたるところで湧き出てくる。
(ノヴァーリス『青い花』第一部・第七章、青山隆夫訳)
今まで忘れていたことが思い出され、頭の中で次から次へと鎖の輪のようにつながっていく。
(ポール・アンダースン『脳波』2、林 克己訳)
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