詩の日めくり 二〇一八年二月一日─三十一日/田中宏輔
 
。おもしろい。本の価格も安い。これは売れる本だなって思った。こういう本が売れなきゃいけないなって思う。


二〇一八年二月十四日 「阿賀 猥さん」


 阿賀 猥さんの『民主主義の穴』を読み終わった。おもしろいエッセーだった。善と悪についての考察が、ぼくが読んだこともない方向からなされていて、目を見開かされた。これは売れる本だなと思う。200ページの本で本体1100円なのである。やすい。おもしろいし、やすい。

 ただ一つ残念なことに、誤字・脱字が多い。たとえば、36ページ「一文をを」→「一文を」66ページ「案外多いのはないか?」→「案外多いのではないか?」66ページ「しわくちゃ
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