時は経つよね/秋也
 
代だもん

その白と黒のカッコいい母の犬たちも
もう虹のもとでずいぶん長く待てしている
あいつら待っているんだろうな
賢くていい子たちだから

子供が出来て
いつの間にか幼稚園児じゃないんだもん
上は中間テストに苦戦していて
下は昼休みに鬼ごっこして階段から自爆ダイブの開放骨折1等賞
怒られると思って
黙って帰ってきて左手で宿題って
父をすでに超えすぎでしょう

そりゃ爺ちゃんは耳が遠くなるし
通りで全く
俺の母ちゃんはどんどん俺の母方の祖母に似てくるわけだ
まったくまったくの当然

幼稚園の頃、床暖房はなかった
寒くなってきた今週
時は経つわけだ

しかし、こりゃ詩じゃないね
困った困った
あんがい幸せで困っちゃうのさ








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