詩の日めくり 二〇一八年一月一日─三十一日/田中宏輔
していないはずである。
二〇一八年一月十七日 「いい作品」
どうやら、ぼくの見る目はかなり厳しくなっているようだ。早川書房の異色作家短篇集で見ると、一冊に一作くらいしか、いい作品がないのである。このシリーズの再読が終わったら、河出書房新社の奇想コレクションのシリーズを再読するつもりだけれど、順序を逆にした方がよかったかもしれない。それにしても、ジョルジュ・ランジュランの短篇集『蠅』に収録されていた「考えるロボット」、ぜんぜん意味がわからないあらすじで、これからちょっと読み直して、自分のこころを落ち着けようと思うのだけれど、それにしても、ずいぶんひどい作品だったなあと思う
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