眠れない夜のたいせつな想い/秋葉竹
 

ただ静かに
眠りたいだけなのに
からだもあたまも
疲れはてて
眠りたいだけなのに

いくら目を瞑りつづけてみても
耳鳴りはするけれど
けれどそんなことのせいじゃなく
眠れないのはどうしてだろう?


そんな夜は
なにを思えばいいのだろう?


ちょっときれいごとに
聴こえるかもしれないけど


生きることの喜びを
死なないことの感謝を
神さまみたいなかたに
伝えて、
ちゃんと、
伝えて、
生きることはあたりまえではないのだと

もう
その真実は
この胸に刻みこんでいるのだから


眠れない夜は
神さまみたいなかたに
想いを伝える貴重な時間だから

目を瞑り
胸に手を置き
おおきく息を吸い込み


ほんとうにありがとうございます、と。









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