眠り/
はるな
燃える 眠りのなかで
すうすうと 静かに
ひかっている あなたの
寝息をかぞえて
数えて 数えて
その数の
ひとつ ひとつが
ことりと胸に収まるたび
酸素が 血をゆく
心地がするので
眠りは
深いほど青く
もえながら
数を焼いていく
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