Cといた会社/番田 
 
スイのアンプなどを手に入れたのだった。その給料で買ったシステムで、今となっては、唯一残っているのはスピーカーだけだ。その、アンプもCDプレーヤーもMDプレーヤーもすべて処分してしまったのである。


cが会社を辞めたのだという電話をもらったのは、しかし、あまりにも早いできごとだった。クロネコヤマトで働きたかったのだという、僕にとっては奇妙な動機だった。そして、僕はすでに営業として勤務地に配属されていたので、がんばってくれとでも伝えた気がした。そして、電話をもらったのは、僕は夏の日の夜だったのだと記憶している。ブリトニー・スピアーズがプレーヤーからは流れていた。売り子が来ていた生命保険に加入したのだという話を、そこで、僕に彼はした。興味もなかったので、ラルフローレンの靴下をもらってはいたけれど、ケチなので、僕は断固として断っていた生命保険だった。それからまもなくして、研修中に会った先輩から、「おまえ、生きているか」と突然聞かれたのだった。そしてそのあとすぐに彼が亡くなったのだという話を僕は聞かされたのだった。


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