夢明列車より/津煙保存
 
変幻していく

           。
  
 泥と水にありながら伸び続ける
   
           、

 支え、伸び、開く、ための 

           、

 光や微細なものたちとともに


 
ぼくは向かうだろう
いつかの季節 日々 いつかの乗客たち
空の下で 夜のなかで 亡霊だった
そして 引き返すことも 知った 
美しかった 間違い だった 
つかめなかった
すべて 
 
 てのひら 
 おんがく   
 
  ゆき





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